政党・マスコミでは小泉改革の光と影という論調が多いですが、果たして純粋で精緻な経済分析に基づいたものでしょうか?
ためにする論調ではないでしょうか?


当研究所では、データに基づいて小泉改革の光と影について、順を追って解説する計画です。

ぜひとも、皆様のご批判とご意見を賜りますようお願い致します。

小泉改革がなしえたことと問題点をデータで証明することによって、小泉改革を継続しなければならないことは何か、フォローしなければならないことは何かについて議論したいと思います。

【概要】
1.「小泉改革の光と影」とか「格差社会」という言論は感覚的過ぎないか?(野党批判・マスコミ批判)
2.小泉改革は生産指数(など)で成功し、消費(など)で失敗している
3.小泉以前(73〜2001)の景気指標(多数)を周波数分析して、傾向線(三角関数の集合)を算出し、この延長線と小泉以降の実測値(多数)をそれぞれ比較して小泉改革を評価する。
4.周波数分析による傾向線(三角関数の集合)のパラメーターである三角関数の周波数と振幅(貢献度)を各景気指標について検証しグルーピングする。
5.小泉改革の成果を継承して、フォローする方法

以後の内容はカテゴリー・ページの、「論点」と「論点の簡単・明瞭バージョン」に続きます。

「論点」:正式バージョン

「論点の簡単・明瞭バージョン」:文字通り」簡単・明瞭

左ガイドのカテゴリー「論点」「論点の簡単・明瞭バージョン」をクリックしてください。
資料だけ見たい場合は「資料」をクリックしてください。


2006年12月23日

最高位所得層から第T、U、V、W、X所得層に所得転移すれば、全体の消費が上がる

http://www.stat.go.jp/data/kakei/200412n/zuhyou/a208.xls
第2−8表 年間収入十分位階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出

https://kouzumi2.up.seesaa.net/misc/Shuunyuu_Shishutu_Jini_18541_image001.gif
(所得移転のよる層別の所得と消費の変化)

https://kouzumi2.up.seesaa.net/misc/Shuunyuu_Shishutu_Jini_19601_image001.gif
(層の累計)

https://kouzumi2.up.seesaa.net/misc/Shuunyuu_Shishutu_Jini_20573_image001.gif
(累計値を1にして基準化(ローレンツ曲線))

日本人の約6千5百万家族を所得の多い順に整列させて、650万家族ずつ10分類にしたものを所得の十分位階級といいます。

最もお金持ちの階級から、一家族あたり366万円とりあげて、第T、U、V、W、X階層に配分すると、第T、U、V、W、X階層は配分前の第U、V、W、X、Y階層なります。

366万円はもとの「階層と一つ上の階層の所得差」を第T、U、V、W、X階層について合計したものです。366万円は最高所得層の所得の26.3%、全体の所得の5.7%です。

新の第T階層は所得移転によって旧の第U階層になるわけですから旧第U階層の消費パターンをとります。
もとの消費性向が全体で65.1%であったところ、所得移転によって、70.0%になり、消費が5%増加しました。

ジニ係数とはローレンツ曲線と45度線に囲まれる面積を45度線と水平軸に囲まれる面積で割った値です。
すべての階層の所得が同じであればローレンツ曲線は45度線に重なり、ジニ係数=ゼロ。

そのように計算すると、所得のジニ係数は所得移転前は0.253で移転後は0.180であって、0.074減少しており、0.074/0.253=29.13%。
一方、消費は5.0%アップしており、消費のジニ係数に対する弾力性は5%/29.13%=0.171。

所得移転前後の所得合計は同じになるように計算しましたが、その結果、消費合計が5%アップ
しました。消費はGDPを構成する大きな要素ですから消費のアップはそのままGDPのアップです。
所得のジニ係数が減少すればGDPが上がるということです。

最高所得層の所得の26.3%(366万円)損して5%得するのですから、差し引き21.3%の損ですが、長期的に見てプラスです。
なぜなら、消費が一旦アップするとGDPの他の要素である投資もアップしてGDPはさらにアップするし、年率5%の成長が続けば日本経済は完全に回復して、その恩恵を最も享受するのは他ならぬ、最高所得層ですからね。

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。